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かみ合わせタイプによる呼吸と嚥下への影響

2023年10月10日

奥歯が噛み込んで
前歯が開いてくるタイプ

下の前歯が
噛み込んでくるタイプ

《奥歯が噛み込んで前歯が開いてくるタイプ》
に多く見られる特徴

奥歯が後方にいくほどすり減りが強く、噛み込んでいくため、
お口の後方部のスペースが狭くなります。

後方部の舌の居場所が減少することで、
舌はさらに後方の喉の方に移動して緊張します。
結果、舌後方部が軟口蓋部を押し上げて、鼻から喉につながる
通路(上咽頭)が狭まり、鼻呼吸に影響を及ぼします。
また、喉(中咽頭)を圧迫することになるので、
空気の通る道が狭くなったり、飲み込みにくくなったりします。

下の顎は噛むと、奥歯のすり減りが強く凹凸が少ないことや、
お口の後方部スペースが狭いことで、
舌が居場所を作ろうと前に圧をかけることで、
前方に滑って行きやすくなりますが①、
通常は前方にズレないように顎を後方に引いて保持しようとします②。

また、かみ合わせの崩れが進むと、
より下の顎は前方に滑りやすくなっていくので、
引き戻そうとする後方に引く力が強くなり、
下の顎と舌で喉(中咽頭)を、さらに圧迫していくこともあります。

《下の前歯が噛み込んでくるタイプ》
に多く見られる特徴

下の前歯が噛み込んで入ってくるため、
お口の中の前方部のスペースが狭くなりつつ、
下の顎は後方にズレていきます。

下の顎が後方にズレていくことで、
下の顎と舌で喉(中咽頭)を圧迫することになり、
空気の通る道が狭くなったり、飲み込みにくくなったりします。

また、かみ合わせの崩れが進むと、
前方部だけでなく後方部も狭くなり、
後方に移動した舌後方部が軟口蓋部を押し上げます。
すると、鼻から喉につながる通路(上咽頭)が狭まり、
鼻呼吸に影響を及ぼすこともあります。

《奥歯が噛み込んで前歯が開いてくるタイプ》

治療前後例:舌の前後的位置の変化

《治療前レントゲン》
《治療後レントゲン》
《治療前レントゲン》
《治療後レントゲン》

《下の前歯が噛み込んでくるタイプ》

治療前後例:舌の前後的位置の変化

《治療前レントゲン》
《治療後レントゲン》
《治療前レントゲン》
《治療後レントゲン》